フィリピンではデング熱は一般的な病気で治療対応が早い

Dengue フィリピンではデング熱を「デンゲ」と呼ぶ

フィリピンから帰国した30代の日本人女性が帰国後1週間でデング熱が原因で死亡したとニュースになっている。2014年に日本国内でデング熱が流行り、代々木公園が封鎖されるなど大袈裟な処置が行われて2年が経つが、最近は「ジカ熱」感染ばかりが注目されててデング熱のことは忘れかけていた。

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英語のスペルは「Dengue」なので、フィリピンでは「デンゲ」と発音する。熱帯気候なので1年中、蚊が生息できる気候、道路事情が悪く冠水、水たまりができやすいこと、下水道設備が完備されてなく衛生面などからデング熱に感染する頻度が高い。

小学校で子供がデング熱に集団で感染してしまう事件もあり、国、自治体としてもデンゲ対策は頻繁に行っている。校内の殺虫剤散布、草むらの殺虫剤散布、予防接種などが行われて対策されている。

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頻繁に小学校でデング熱の予防接種を行っている

日本と違って身近な病気


国と自治体で対策を講じているが、それでもデング熱に感染する子供の数は多い。季節、時期によって発生場所と流行場所が変わってくるのもデング熱の特徴。

これは2014年と2015年の感染者数と地域のデータをCNNニュースが報じた一コマだが、ABAR地方(イロコス・フィリピン北部)

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突出して人数が多いBENGUET地方とは、IFUGAOの隣で山間部。下記の写真にあるバナウエ棚田は1995年に世界遺産に指定されているフィリピン有数の観光名所。山奥僻地という環境だけに、医療問題や感染が広まった物と考えられている。

ただフィリピンではデング熱は危険な感染病でありながらも、日常的なものであるから日本の優れた医療よりも、対応に慣れている。各地の病院で3日~1週間程度入院、費用も病院によりけりだが8000ペソ~1万ペソくらい、フィルヘルスという日本の健康保険も使えるので思ったよりは医療費の出費がでない。

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Posted by facebookpinay