親にフィリピンパブ嬢と結婚を反対され国際結婚の難しさ問題を知った
フィリピン人と国際結婚？
中島さんはフィリピパブで指名している彼女と結婚すれば日本にずっと住めるから、という言葉で国際結婚をしようと考えるようになった。二人は知り合って数か月しか経っていない、知り合った場所は彼女が働くフィリピンパブ、中島さんは客として店に通ってたのが出会いのきっかけだった。
前回の話：フィリピンパブ嬢はタレントと呼ばれ興業ビザで日本へ出稼ぎに来てた
女性交際の経験が少なかった中島さんは、フィリピーナの積極的なアプローチは初めての体験。ものすごく変化があったし、愛されていると感じた事と、彼女と結婚すれば日本に定住できるのでお店に行ってお金を使わずに一緒に住めると思ったのが動機だった。
ある日、中島さんは実家を訪問。久々に両親の顔を見るのと、フィリピーナとの結婚について話をしようとした。父親はなかなか厳しい人なので、とりあえず母親にだけ相談して反応を確かめた。
結婚しようかな～と思ってるんだけど
あら～！（喜び）相手はどんな方？
外国人なんだけど
どこの国の？
フィリピン
えっ・・・・・・・
沈黙
お仕事は何をされているの？何歳？
２０代の半ばで、仕事はお店で働いている
お店ってどんなお店？
えーっと、フィリピンパブ
えっ・・・・・
絶対にダメヨ！
水商売で働いているなんて
しかもフィリピン人だなんて
お父さんが聞いたら絶対に反対するに決まってるわよ
フィリピン人となんて結婚したら絶対に後悔する
それに恥ずかしくてどこにも行けないじゃないの！
中島さんは、ここまで母親がフィリピン人に拒絶反応を示すとは思ってなかった。これでは、父親に相談するまでもなく、この日は今住んでいるアパートに帰って寝ることにした。
年代の違いなのか、外国人差別というより、フィリピン人を差別している。アメリカ、ヨーロッパなど白人との国際結婚は良いが、フィリピンなど新興国の外国人はダメ。フィリピン人を見下す差別意識がすごかった。
たしかに「外国人＝白人（アメリカ人）」みたいな感覚があって、有色人種や貧しい国の人は見下している傾向があるのは事実。表だって口に出さないだけで、そう思っている人は多いのかもしれない。ましてや自分の息子が国際結婚で、しかも相手がフィリピン人となれば、中島さんの場合は十分にありえる。
いまや芸能人もハーフタレントが活躍している、ベッキー、ローラ、シェリー、ラブリなどテレビで活躍するハーフが多くなった。しかし国籍によってはいじめがあったり、いろいろと大変だという。
AKB48の秋元才加がフィリピン人ハーフを理由にいじめられてた告白。著名人63人が著書、朝日新聞で連日、大反響をよんだ連載を1冊にまとめて話題になった本。
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