妊娠通院に一度も一緒に行かなかった夫にイライラ

妊娠病院費用と家計問題

まさかこの年になって子供ができるとは!?と驚き半分、子供の将来への心配が半分、素直に100%喜べないまま妊娠中の数か月を過ごしていく本田さん未婚カップル。妊娠検査とその後の通院に一度も旦那が同行しなかった、いつも彼女と彼女の母親が二人で行くようになっていた。

ちなみに日本では「十月十日」と妊娠から出産までの期間を言うが、フィリピン人は「9か月」という、これは数え方が両端計算か片端計算の違い、こういうフィリピンの習慣を知らないと出産までの期間が話し合ってて食い違うので誰の子?と誤解が生じるので注意。

両端計算・片端計算とは
http://zaimupro.livedoor.biz/archives/28210844.html

pregnant

彼女の妊娠検診になぜ旦那が一緒に行かないの?と母親は聞いたそうだ、それに対して本田さんは「日本人(外国人)が一緒だと病院代が高くなるから」と理由を述べた。これは実際にあることで、帝王切開の必要が無いのに帝王切開手術をして高額な病院代を払わせられるというケースは多い。

私立病院で普通分娩なら1万ペソもあれば出産できる、ところが帝王切開手術となると3万ペソ5万ペソに病院費用が跳ね上がる。これが私立病院だと6万ペソ、10万ペソとか病院の言い値になってしまう。日本と違うのは病院代の明細が Dr. fee と病院の掛かった費用と分かれている事。この Dr. fee が理解できない代物で、出産費用が5万ペソだったとして、Dr. fee 4万ペソ、病院の請求は1万ペソと如何に医者がぼったくりしているかと感じてしまう。

本田さんは年金生活なので、今後発生する出産費用、育児費用のために計画的に倹約を始めた。まず彼女の実家サポート費用を中止、病院費用が高額にならないように一緒に行かない、行っても難しい言葉はわからないのでという理由もあった。

金銭感覚の違い「倹約とケチ」

同棲している彼女は妊娠しているので、今後の出費に備えて実家への仕送りを中止することは納得した。ところが実家の両親は入用だから娘の旦那から仕送りが無いと家計が困る。たまに本田さん宅を訪れては娘に金の無心をしていった、本田さんは知りながらも見て見ないふりをした。

挙句の果てに彼女の両親が「あんたの旦那はケチだ!」と罵っていた、板挟みになっている娘は泣いている。こういう話はフィリピンでよくあること。日本人の感覚では信じられないが「家族が大事、家族思い」がどこか間違っている。

他人の懐だと無尽蔵にお金が湧き出てくるものと勘違いしているのか、倹約とケチの違いが理解されてないようだ、これも外国人とフィリピン人の間でよくある話。

こうした諸事情もあって妊娠中の同棲生活は男性側にも女性側にもストレスが溜まり、欲求不満が溜まった。お腹が大きくなった彼女には次第に性欲を感じられなくなり、「単なる一緒に住んでいる人」という感覚になってきたという。たしかに結婚して10年経つと恋人時代の愛情は無くなり、「単なる一緒に住んでいる人」となるのと同じだが、それにしては早すぎ!

次回は「彼女公認の浮気」を書きます

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